高濃度ビタミンC点滴のメリットとは?
ビタミンCは身体の中で様々な働きを担っている必須アミノ酸です。ビタミンCはシミなどの原因となるメラニンの合成を抑制したり、抗酸化作用、コラーゲン合成促進、疲労回復効果、免疫力向上、抗アレルギー作用、動脈硬化改善など様々な効果が期待できます。
人間は体内でビタミンCを生成することができません。そのため外部(食事、サプリメントなど)からビタミンCを摂取する必要があります。ビタミンCを含むサプリメントを摂取することでもある程度の効果が期待できますが、ビタミンCを腸管から吸収できる量に限界があります。
一方でビタミン点滴の場合は、直接血管内にビタミンCを投与することができます。つまり、点滴の場合は腸管から吸収阻害されることなく血液中にビタミンCを投与することができるのでより高い効果をより短時間で見込むことができるようになります。
癌や病気の予防に感心のある方、アンチエイジング・美肌に興味をお持ちの方、高濃度ビタミン点滴がどういったものか詳しく知りたい方はお気軽にご相談ください。
特に以下のような項目に該当する方にはおススメです!
- 肌荒れやシミができやすくなった
- 「お肌のはり」「お肌のつや」を改善したい
- 疲労が溜まっている・中々疲労感が解消しない
- ストレスを感じるようになった
- 冷え性・肩こりで困っている
- 免疫力を上げたい
- がんの予防をしたい
- 老化・生活習慣病の予防をしたい
高濃度ビタミンC点滴が受けられない方
- G6PDが欠損している方
- 胸水・腹水、リンパ浮腫、頭蓋内腫瘍を患っている方(てんかんや神経症状の出現の可能性あり)
G6PD欠損とは
G6PD欠損症の方は、赤血球の膜に遺伝性酵素異常があり、高濃度のビタミンCを投与されることで赤血球が壊れる恐れがあります。G6PD欠損症は日常生活で特に自覚症状を感じることはないので、検査をしてみないとわかりません。
世界で4億人前後、日本人は0.1%~0.5%ほどで、遺伝子上でG6PDが欠損している方がいると言われています(主に男性と言われていますが、ごく稀に女性の方もいらっしゃいます)。頻度としては稀なG6PD欠損症ですが、点滴を受けられる皆様の安全性を考慮して、25g以上の高濃度ビタミン点滴をご希望の方には必ずG6PD検査を実施しています。G6PD検査にかかる費用は自費診療となりますが5,500円(税込)かかります。
高濃度ビタミンC点滴の施術の流れ
1初回来院
診察、同意書作成、G6PD検査(診察料はかかりません。G6PD検査料5,500円(税込)のみ請求致します)
2点滴開始
検査結果を確認してから、高濃度ビタミン点滴を開始します。診察時にご希望される投与量(ビタミンCの投与量)をお申し付けください。
3継続で点滴
継続して高濃度ビタミン点滴をご希望の方は初回点滴から1週間~1か月程度をみてからお越しください。来院前に事前にご予約して頂いておくとスムーズです。
料金について
G6PD検査 | ¥5,500(税込) |
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費用(税込) | 所要時間 | |
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ビタミンC 12.5g | 8,800円 | 30分程度 |
ビタミンC 25g | 13,200円 | 40分程度 |
ビタミンC 50g | 22,000円 | 60分程度 |
高濃度ビタミンC点滴の副作用
副作用がみられる頻度は少ないですが、点滴時の血管痛や低カルシウム血症、低血糖(めまい、冷や汗)、のどが渇く、アナフィラキシーショックなどがあります。
監修:うちだ内視鏡・内科クリニック 院長 内田耕栄